ポジティブに書きすぎたかもな

勝てる、グループリーグ通過できるかも知れなかった
わけだから、もう少し厳しくいても良かったかもね。
     
次の監督でも考えてみようかな。いまの情報ではエメ・ジャケ
有力だってうけれど、正直どうかなー。根気良くチームを編み上げる
印象はあるけれど、あくまでフランス代表における実績。そして、
トルシエほどのイロモノではないにしろ、この人は案外と灰汁が強い。
うまくやれない選手は結構出てきてしまう恐れがある。そして
なによりも、監督職を実に8年間もの間離れていること。以上の
とおりで個人的にはジャケは避けておきたいところ。途中で辞任の
可能性も覚悟しなければいけないだろうし、もしもこれで出場権
とれなかった場合の傷の深さは計り知れない。
      
だとすれば誰が良いか。2大会連続出場という実績。および報酬の
良さで、そこそこ人材を選べる立場にはある。ジーコで懲りただろう
から、選手としての実績や知名度にこだわらずに選ぶべきだろう。
     
あと、Jリーグを知っている人であるべきかどうかは微妙。国外組の
ウェイトが更に高くなったときは、その恩恵が極めて限られるからだ。
それでも骨格をなす時期(これから1年間)ぐらいをスムーズに
こなせるメリットも捨てがたい、というのも事実。
なんだかこんがらかってきたな。
     
いま、俺的にサプライズで挙げるとすれば…「ジョエル・サンタナ
ベガルタ仙台の監督です。この人に日本を率いてみてほしい。
     
まず挙げられるのが、ブラジルテイストの継承。トレーニングや
試合にいたるまでのプロセスは現在と通じるものがあるだろう。
緩やかに世代交代を推し進めるうえではメリットとして大きいと
思われる。次に、コンセプトの一貫性。たとえば4−3−3や
4−4−2を使い分けているけれど、絶対に揺るがないのが
サイドバックのオーバーラップ」。中盤の人材が硬化してしまった
現代表をリメイクするならば、実に単純な解決策といえる。終盤に
守備固めで3バックを使うのは良し悪しありそうだけど。
さらに、まだ半年ではあるが、日本サッカーに触れているという点も
大きい。J2ではあるが、日本人の長所や短所を分別するのには十分な
時間といえよう。
     
オシムが良い、という声は多いけれど、タレントを養う力に
ついて少々の疑問を残す。オシムの下で全員が「走れる」選手に
なったとしてもだ。サンタナの徹底したサイドアタックの
コンセプトは、中央に偏った人材を活かしつつ、新たなスターを
生み出す素地にするにはうってつけだ。
      
もちろん仙台を蔑ろにするような事態はNoだけど、サンタナ並に
サイドアタックを信念持ってやれる人がどこかにいるなら、
俺は強く推したい。