枯渇感

CMに「GIFT」とか「ユー・アー・ビューティフル」とか
使う昨今の音楽シーンは、やはり何かが足りないんだろうねえ。
 
もっと言い換えれば、いま売れているとされる、嵐さんや
AKBさんなどは、「自らのCDを購買させる」ノウハウには
長けているけれども、例えばCFソングとして、「視聴者に
購買を喚起させる」ものとしては不足なのかもしれませんね。
そして、それでもなお「トップセールスアーティスト」として
彼らのタイアップはつくけれど、その次に売れてる層の
アーティストは、なおさらにCMで使うには頼りない(人気の
バロメーターともいえるCDセールスが低い)から、タイアップ
つきにくい。安全策で古いヒットソングを使ってお茶を濁す
てな感じか。
 
なんかもう、CMがヒットソングを作る流れは、枯れてるのかも
知れませんね。しかし、「CMで使われてた、あの曲気になるなあ…」
という感覚、個人的には、音楽を嗜む上で重要な気がするん
ですよねえ。それで気になってタワーとかHMVに足を運ぶ、的な
スタイルに、懐古感すら出てきてるようで、なんか厭な感じ。