なぜ今更帰ってきた

ネット上に物を書くというのは、研究室のパソコンを
使って書いてた頃から数えると、14年ほどの経歴が
あります。長いねえー。
 
この14年で、書くための技能(14年前はHTMLを
使わないと書けませんでした)は格段に下がりました。
そして、それに伴い、読み手も書き手も増えました。
 
その移り変わりが俺にとっては、あまり居心地の良い
ものではないようで。失礼ながら「ノイズ」のような
文章が随分ネット上には増えてしまったと思っています。
 
俺は、そんなに素晴らしい金言などを矢継ぎ早に書き
出すことはできないので、せめて読み手の方に余計な
労力を掛けさせないように、ひとつひとつの更新を
していきたいなと思っています。いままでもそうやって
きましたし、これからもそのつもり。
 
それなりに注意深く、短時間でも推敲を加えた文章を、
そっとネットの大河に浮かべ流す、それは自分にとっては
流儀を弁えたもの、様式美みたいなもんかなと思います。
 
さて、再起を期す上で、どこを根城とすべきか。
ツイッターFacebook、いろいろありますが。
  
ツイッターの140字、せいぜい5秒で読めるような
内容で、リスペクトを得ようというのは、そもそも
試み自体が難題で、俺は単純に難儀な事をしたく
ないと思ってしまいます。あるいはもっと単純に、
あの間合いは自分の間合いではない、という感じも。
 
mixi日記というのもありますね。しかし「読み手が
想定できる」という最大の特徴があり、これは
メリットとデメリットが大きすぎ。結局読み手への
逆算、コメントを貰う前提でしか書けない、という
縛りを窮屈に感じております。Facebookも然り。
 
ということで、改めて物を書くフィールドは、現状
持っている手段の中ではここがよかろう、という
消去法で、この文章を書いております。
 
理想的には、往時よろしくFrontpageかビルダーで
きっちりページを作って、といいたいのですがね。