私とあなたの未来

連日そこかしこへ出向き引継ぎをしてるんですが、
その中のお客様の数人は、俺の身の振り方などを
結構細かく聞いてくるのです。後任も同席してる
手前、あんまり突っ込んだ話をするのも困った
ものなんですが。
  
こういうのを体験すると、「相手にとってどれだけ
自分がビジネス上価値のある人間だったのか」が
分かって良いです。勿論ただの好奇心で聞いて
くる方も中には居ます。でも、そうじゃなくて、
仕事する相手としての俺を惜しみながら、また何か
別のビジネスで来ないかと期待している(それを
口に出す人出さない人はいるけれど)、そういう
評価をしてもらえる人間に自分がいつのまにか
なっていたことは嬉しいものです。
  
実際にそういう気分が結実する相手も中にはいるの
かも知れません。一方で今生のお別れな人も当然
いるでしょう。再会の時が来ない相手なら、せめて
心地よい残り香が漂うような、そんなご挨拶が
最後に出来れば、それで良いかな。