明日は更新ありません

例年通り9月11日は更新をいたしません。
  
この日記は出張先の鶴岡で書いています。
午後7時にホテルにチェックイン、そのあとすぐ
飯を食いに出かけ、あまりにも夜が早すぎる街に
愕然としながら宿に戻る道すがら、なんとなく
映画のヒトコマに使えそうだなと思える河原を
眺め歩き、ホテルにつくやいなやビール飲んで、
そのあと書いています。
 
なにげない出張先の時間をもてあます状況ですが、
この人生はこの時間を経ないことには先に進む
ことはありません。何をしたとしても、何かを
なした時間を重ね、人生は少しずつ綴られて
いくのです。
  
綴られる日々、その内容が濃いかどうか、自分
だけで分かるものではありません。自分で意味が
あるかどうか量るだけでは充分でありません。
 
意味のある人生、濃く映る人生、それもこれも
その時間を生きることを許されているからこそ。
時間を止めたり、誰かや何かに止められたり
すれば、それ以上の作為を自分は自分の人生に
与えることができません。
  
それは厭なんですよ。少なくとも、俺は。
  
精一杯の作為で、人生をカラフルに、鮮やかに
することに興味があるんですよ。自分の人生も、
他人の人生も。
   
そう考えるほどに、他者が人生を懸命に綴るその
時間を奪い去る行為が、自分にも誰にも訪れる
ことがないよう、方法を考えつづけたいのです。
     
事件から7年、忘れたものも多いけど、ブレずに
抱く思いは一層強くなってる気がしています。