スペイン1-0ドイツ

このサッカーはあまねく世界の子供たちを
虜にしただろう。
 
トーレスのゴールには、勇気とか意志とか。
マルコス・セナには、決断とか責任とか。
イニエスタからは、威風とか決意とか。
いろんなものが画面から溢れだしていた。
「このチームは負けない、いや攻めさせもしない」。
そんなスローガンがあるみたいだったな。
 
スペインにとってはわかりきっていた、ただ
実践できなかったことをやりきれたんだな。
 
これで老将アラゴネスは静かに去るだろうけど、2010年は更に楽しみ。
スペインにはこんな時にうってつけの将が一人居るのだ。
路線を継承しつつ若手を取り入れる術を得意とし、
選手の起用もバランス重視、層を厚くする傾向をもち、
レアル・マドリードでリーガを制した過去があり、
現代表には「カシージャスを抜擢した男」として
インパクトを擁する、そんな監督。いましかない、
他のつまらん仕事は投げ出して、このチームで輝く
歴史を刻んでくれないかな、ビセンテ・デル・ボスケ