日本1-0中国

ただの試合にならねえだろうなと思ってたけれど、
こんな試合酷すぎる。最後20分はサッカーとは呼ばない。
  
しかしそれを必死にコントロールして戦い抜いた
選手は本当に尊敬する。今日は何処の強豪国にも
マネのできない戦いをしていた。
 
特に内田はこの90分で相当の成長を遂げたのでは
なかろうか。一瞬だけ日本の足が止まりかけていた
タイミングで猛ダッシュのオーバーラップ、
更には中へ切れ込みセンターフォワード
位置までスライドしたり、本当に効いた動きを
見せていた。前半に自サイドを狙われてしまった
減点を、後半で取り返してみせたのは頼もしい。
  
山瀬の中距離シュートは魅力的。啓太のシュートが
遥か宙を飛んでいくことばかり見ていただけに、
精度の高いミドルが撃てる選手をどうしても
置きたくなるよなあ。しかし編成上からすると
1つのポジションに俊輔か山瀬か松井の中から
ひとり先発、になるだろうな。悩ましいものだ。
  
安田はケガで交代するまでの時間、ほぼ理想的な
プレーだったように思う。キレ良い動きで前半の
守勢な時間帯でも相手に手を焼かせていたし、
常に田代の作ったスペースを使い発想豊かな
サッカーをしていた。相手が中国でなけりゃ
敵監督が絶賛してたはずなんだが。
  
この試合を通じ監督の信頼を最も得たのは楢崎に
違いない。川島もまずまずだったが、やはり
この男の牙城を崩す域ではないだろう。試合が
壊れたとはいえスコアは1−0、今日は文句なし、
楢崎で勝った試合。
  
さて、メンバーがいろいろ試されているが、
2試合続けてのスタメンが5人(鈴木、内田、
中澤、田代、遠藤)。内田と田代は叩き上げと
考え、残りの3人+風邪で初戦を休んだ憲剛+
監督の好むスタイルを持つ山瀬、この辺は
今後もメンバーの軸になりそうだ。あとは
複数ポジションをこなせる今野・駒野・加地、
こうしてみるとフォワード以外のポジションは
意外と空き少なくなってきたかもな。今回
外れた選手達は焦らないとだな。