ミラン4-2ボカ・ジュニアーズ

あのボカが戦意を喪失する試合になるなんて。
  
やはりこのタレント集団が万全のコンディションで
試合に臨めば、おのずとこういう結果になるのか。
  
とはいっても浦和とは比べようもなく得点の
雰囲気を漂わせ、実際に2点取ってみせたボカは
実力を正しく見せてくれた。ショートパスを
繋ぎつつ味方との距離感を詰めながらスペースを
作り出す方法、じっくりと見せてもらった。
  
勝負を分けたのはとにかくDFの力関係。ボカの
若いディフェンスラインが土壇場でカカの速さに
翻弄されたパターンが2つ。結果はやむなしかな。
  
さて、日本は何を参考にすべきか。個人的には
「スペースを作る方法」だと思った。システム上
敢えてサイドにスペースが出来るミランの場合は
そのスペースめがけて走りこむ個人能力主体の
やり方。対するボカは狭い空間を意図的に作り出し
裏やサイドへ産まれる大きなスペースを狙う
組織的なスタイル。能動的に攻めるための定型を
持つことができるなら、もっと僕らの国の代表は
強くなるはずだ。