イメージ先行

おとといの日記に補足。
  
普段ここでは書きませんが、俺は省エネ提案の
お仕事をしていて、所謂中小企業の立場から
比較的小規模に展開できる内容を中心にして
います。省エネってのは企業がやろうとすると
売り手も買い手もお金が掛かるものなので、
ニッチな規模、ニッチな部類でお仕事させて
もらっています。時流が時流なもので、
まともにやると競争が激しいってのも理由の
ひとつですが。
  
環境について語ることは誰でもできるし、
むしろ誰でもが好きに主張できるような
場をつくることにはとても興味があって、
NPOに出入りしてみたり、細かく動いて
おりますが。
  
どうもそこら辺で見聞する物事に違和感を
おぼえてしまったようなのです。例えば、
  
企業の一員として、名乗るために俺が出す
名刺に表情を固める人がいてみたり、
  
自分の語りたいことを尽くしたら、あとは
グダグダ、話し掛けても適当にあしらって
くれる人がいてみたり、
  
自分ではない誰かの活動をしこたま語って
終えてみれば、どうやら何もしてない人だと
勘付いてしまったり、
  
売名行為だったり、
  
本が売りたいだけだったり、
  
とにかく名刺を配りたいだけだったり、
  
  
 
話を聞かない人がとにかく多い。
  
  
俺の仕事は専門職が相手なので、一般の場で
営業することは事実上不可能です。仕事に
結びつける気など更々ないのにも関わらず。
  
環境分野でお仕事していることが、なぜか
環境について語らう場では足枷になってる。
これは俺の側からすると噴飯ものなんですよ。
  
省エネについて訴求されてることって、実は
なんにも変わっちゃいない。電気をこまめに
消せ、水は大事に使え、車はアイドリング
させるな。どれをとっても重要だけれど、
今更語り合う内容じゃないでしょう。
  
これから語る物事は何か、それについて何も
議論されないのって、ただの余興、なにも
始まらない。最悪だったイベントは、ただ
知り合い同士を紹介しあうだけ、政治家の
パーティーみたいな状態のものも。
  
環境について問題を意識するのは大いに
結構、それを共有する試みも大いに結構、
主張を声高に叫ぶのも大いに結構です。
そこまでやれば格好良いし、企業や団体なら
イメージは頗る良い。
  
  
  
  
  
頼むからその下心だけでかましてくれるな。
  
少し突っ込まれるとネタ切れすんのが怖いなら
勉強しなおせ。
  
継続的に活動してから言え。
  
商売は他でやれ。
  
ただの顔見世ごとに勿体ぶって環境とか銘打つな。
  
知らないことなら少しでも知ろうとしやがれ。
   
  
  
  
 
格好付けたがる人に食い物にされる気は更々ない。
イメージだけで環境語る輩は、頼むから出直せ。
  
なんつうか、そういう「掘り下げない人」が
あまりにも多すぎて、そこはかとない危惧を
覚えたのです。格好ばっかりで空っぽの人が
得意げに語る論と、地道に調べたり実践した
けれど語る場を持たない人の論、その値打ちが
正しく伝わってほしいなあと思うのです。
  
(注:今日はかなりキツい物言いですが、
本来がこういう物言いをする性格につき
御容赦くださいませ(笑))。