UCL2006-07グループリーグ展望
毎度やってきました。誰も待ってないエゴ企画。
例によって予想は
1位抜け→◎
2位抜け→○
3位（敗退、UEFACUPへ）→×
4位（敗退）→無印
です。
グループA
◎バルセロナ
○チェルシー
×SVヴェルダー・ブレーメン
レヴスキ・ソフィア
完全無風区。バルセロナは連覇がかかるシーズンになるが、
ラーション、ファン・ボメルといった重宝していたサブを
放出している。リーガとの兼ね合いになるが、最終的には
リーガよりもUCL連覇に力を注ぐ局面が出てくるだろう。
対抗は仇敵チェルシーだけど、おそらくこのラウンドは
全開ではこない。戦力がだいぶ入れ替わったので、冷静に
フィッティングにあてて、要所＝ヴェルダー戦に力を注ぎ
通過しさえすればいい考えと思われる。いかにモウリーニョと
いえども、戦力を整備する手間からは逃れられないはず。
ヴェルダーは32チーム中最も悲惨な境遇。ホームで相手に
勝ち点を与えた時点で終わる過酷なラウンドになるだろう。
グループB
○インテル・ミラノ
◎バイエルン・ミュンヘン
スポルティング・クルーブ・リスボン
×スパルタク・モスクワ
インテルの充実度は認めるけれど、セリエは日程の過密化が
とにかく懸念される。疲弊からくる劣化を最小限に留めたと
しても、とっくに開幕して順調に滑り出したバイエルンに
「グループリーグの時点では」後塵を拝することになろう。
下手をすればアウェイのモスクワ戦で酷い目に遭い敗退、
なんて可能性も否めない。チャンス低いのはスポルティング。
移動の長さ、層の薄さでいかにもUCL的な洗礼を浴びる
シーズンになりそう。しかしこのグループを勝ち抜ける
事態があれば俄然彼らが台風の目だ。
グループC
◎リヴァプール
PSVアイントホーフェン
×ジロンダン・ボルドー
○ガラタサライ
PSV敗退はちょっと意表をついてみてのことだが、タレント性に
不足を感じる。世界的なタレントはコクーただ一人だし、序盤に
星を落とせば、持ち直すノウハウはヒディンクを失った今は
不安が残る、おそらく苦戦は免れられないだろう。リヴァプールは
ボルドーとガラタサライを叩いて早めに無風区にしたいところ。
グループD
○ヴァレンシア
◎ASローマ
オリンピアコス・ピレウス
×シャフタール・ドネツク
ローマはストライカーの補強ができるかどうかの一点に尽きる。
守備のタレントはバッチリ揃っているだけに、手薄＆ケガの多い
前線の人材を確保することがチームのスケールアップに直結する
状態である。できればUCLのキャリアも積んでいるような、頼れる
選手が欲しいところ。ヴァレンシアも含めグループリーグを勝つ
ぐらいの力量には問題ない。むしろこの２チームは決勝まで行く
ポテンシャルがあると考える。穴はシャフタール。絶対的に有利な
ウクライナでのホーム戦で強豪を打ち破れば活路が開けるだろう。
グループE
◎レアル・マドリッド
×オリンピック・リヨン
ステアウア・ブカレスト
○ディナモ・キエフ
リヨン敗退ってのも結構な無茶系予想ですが。アテにならない
マドリッドなんかより鉄板に見えるけれど、東欧系を乗せない
ように細心の注意を払って戦い続けられる層が今年はあるの
だろうか。マドリッドは尻上がりの展開で1位抜けと予想。
その先、ベスト16ベスト8あたりで負けそうだなあ。ディナモ・
キエフについてもシャフタール同様で地の利がある。僅差で
リヨンの上を行く可能性は十分にある。
グループF
◎マンチェスター・ユナイテッド
グラスゴウ・セルティック
○ベンフィカ・リスボン
×FCコペンハーゲン
まともにUCLに出場する日本人として注目を浴びている中村。
日本では盛り上がっているが、実際のところ突破は厳しい。
エキシビジョンでも張り合いきれなかったユナイテッドが
同組なうえに、ポルトガルでいま最もヨーロッパ向チームの
熟成が進んでいるベンフィカも立ちはだかる。ヘッセリンクが
順調にフィットすれば、チームとして楽になるがまだまだ未知数。
コペンハーゲンはやはりこの顔ぶれでは一段落ちるが、
予備選でアヤックスを叩いた余勢でこの戦線を勝ち残りしたい。
グループG
◎アーセナル
FCポルト
×CSKAモスクワ
○ハンブルガーSV
ポルト敗退も考えにくいところですが敢えて。久々のUCL
登場となるハンブルガーは目下の32チームではいちばん
旋風を起こしそうなチーム。初戦から点が取れるようなら
十分いける。CSKAも不気味だがそれ以上に評価したい。
アーセナルは磐石。ファイナルまで勝ち残った昨シーズンの
再現を目指すうえでは、まあまあ恵まれたドローだろう。
グループH
◎ACミラン
○リールOSC
×AEKアテネ
RSCアンデルレヒト
作為すら感じる無風区に入ったミラン。シェフチェンコが
去ったことで、例年よりはモタつくかも知れないが、
それにしても相手に不足ありのグループ。リールは戦力の
放出を抑えて充実感はあるものの、ほか２チームには
ミランの脅威になる要素は薄い。ヴェルダーとAEKが逆なら
ドローとしては公平感あったんだけどなあ。アンデルレヒトは
なにか意表をついた策でも用意すべきだ、まともに行けば
３２チーム中で最もノーチャンスだろう。
