2日前あたりに

どっかのTV番組で、「お人よしNo.1な県は岩手」とか
言ってたらしい。それを聞いてその番組見てみたくなった。
  
10年以上も仙台に住んで確信するのは、やはり岩手と宮城の
メンタリティには、少なからぬ隔たりがあるなーと。
仙台にいるときの語感で岩手で話せば、絶対に節操ないと
思うだろうし、岩手のテンポは宮城の人には若干緩さに
過ぎることだろう。お人よしというか、余裕があってその分
他者へ気配りすることができるのは、岩手という風土に
存在するリズム感と関係あるように思う。せかせかする
ことがみっともないように思える空気は間違いなくある。
  
岩手の人は都市に移り暮らすにつれ、その緩急を肌身で感じ、
無意識にアジャストしているのだと思う。自分もまたその
一人だろうな。ときに、スローフードなんて横文字の
輸入品を盛んに持てはやしている方面は、つべこべいわずに
岩手に移住すりゃあ良い。「ゆっくり御飯を作って食べる
こと」を「意識して」する必要がどこにあるのか、まずは
そこを質してほしいな。