家にいると

あまりにも勧誘の類が多くて鬱陶しかったので
近所のマックに本2冊持って逃亡。
日曜日が休みの生活ってのはこういう面で厭だ。
  
で、本読んで暇潰しと思ったら、2席向こうに
座った男女の会話が聞こえてくる。どうやら
先輩社員(男)と新入社員(女)らしい。
わざわざ休日の夕方にマックに呼び出して
営業職たるや云々の話をしてるらしい。熱い
ことばっかり言ってる男は30過ぎな感じ。
新入社員戸惑ってるし。あー、鬱陶しいな。
鬱陶しいものから逃げてきたってのに。
  
言ってることは分かるし、朝から晩まで働かせる
ことへの弁解は「形式的に」必要だと俺も思う。
でもね、休日に呼び出してまで、とはねぇー。
仕事漬けにする立場になってしまうことへの
エクスキューズにしちゃあ、格好良くないよね。
会社じゃあそんな話できないってか。と思うと、
ただただ保身の為の正当化を30男がしてるだけに
見えて仕方ない。苛立つごとに、読んでる本の
中身が頭に入らず、余計に落ち着かない。
  
たぶんじゃなくて嫌いなんだろうな。そういうの。
仕事で上に立ったとき、「多少任侠的でも下の
責任は自分でかぶる」「与えられる限りの情報を
与えて、自律的に『納得のいく』仕事をして貰う」
ぐらいの約束事じゃあ駄目なのかな。きょうび
ストイックな人は多いんだから、ましてニートにも
フリーターにもならない道にやってきたなら尚更、
自己の責任感に基づきたいもんだろう。それが
大人っぽいかどうかは別だけれども、自論だけを
熱く言い散らかす輩のほうが大人気ないだろう。  
  
とか、そんなことをちょっと熱っぽく書く俺も
鬱陶しいことに今気がついてしまった。